建設キャリアアップシステムでの一人親方とは

一人親方は、「労働者を使用しないで事業を行うことを常態とする者」「あるときは事業主として経営者の立場に立ち、また、あるときは技能労働者として雇用される者」などと定義されています。
今後、法改正及びガイドラインの改訂が行われますが、現行では建設キャリアアップシステムでの一人親方の定義は、従業員を雇用していない個人事業主のことをいいます。法人又は従業員を雇用している個人事業主は一人親方には該当いたしません。それぞれ法人登録、個人事業主で登録をします。

一人親方の事業者登録と技能者登録

まず事業者登録を行う必要があるのは、「請負契約を結んで施工体制に事業者として登録される立場」である場合です。
逆に「特定の事業所に所属せずに、専ら技能労働者として雇用される立場」であれば技能者登録のみが必要となります。その場合は、該当する現場事業者の所属技能者として施工体制に登録する必要があります。
また技能者登録において、所属事業所欄に主たる事業所としてご自身の事業所・屋号を登録しますが、他の事業者にも雇用される場合は、所属する事業所欄にその事業者を追加することにより、作業員名簿への登録や就業履歴の登録が可能となります。

CCUS利用料金（一人親方の場合）

一人親方の建設キャリアアップシステムの登録料は、右図の通りとなります。
事業者登録は無料ですが、管理者ＩＤが年間2,400円必要となります。技能者登録は、簡略と詳細型と選択ができます（インターネット申請の場合）。簡略型は7項目、詳細型は14項目の登録が必要となります。ちなみに個人事業主の事業者登録料は6,000円、年間ID使用料は11,400円です。

事業者登録（法人の場合）

法人の事業者登録料は、下記の図の通りです。資本金により事業者登録料金に違いがあります。
また管理者IDは、会社組織の体制等に応じて複数作成が可能です。代行登録担当者IDと現場管理者IDは無料で作成できます。
現場利用料については、現場・契約情報を登録した元請事業者のみ支払いが必要となります。

報酬料金について

弊所の建設キャリアアップシステムの報酬は下記の通りです。一般財団法人建設業振興基金に支払う事業者登録料及び技能者登録料、ID使用料は報酬に含まれません。上記の表を参照してください。
弊所をご利用いただいた場合、建設キャリアアップシステムの登録に掛かる初期費用は、事業者登録料＋ID使用料＋技能者登録料＋行政書士報酬です。
事業者登録料及び技能者登録料、ID使用料については、申請後に直接事業所へ請求書が送られます。事業者登録及び技能者登録は、入金がされないと審査が先に進まないので請求書が届きましたら、出来るだけ早くお支払い下さい。

行政書士オリーブの樹事務所　建設キャリアアップシステム報酬料金表